NABC店長日記2026年9月26日(土)

店舗日記

2026年9月26日(土)

 きょうは14時からと18時30分からの二つのイベントがありました。昨日も夜、夕凪歌会のあと、会場のセッティングをしていたのですが、きょうの14時からのイベント「初心者のための中村遊廓入門第一回」は定員35名が満席という大人気講座になったので、一人で受け付けするだけでも大変だなあと、少し余裕もって早めに出勤しました。  日販から1個荷物が届いてたので、開けてみると先日電話で追加発注していた、ひつじ書房の『遊廓を生きる/遊廓を記憶する』加藤晴美著が!なんというタイミング。間に合ってよかったです。講師のことぶきさん(SNSでの名前)も到着して、パソコンとプロジェクターのセッティングして、スクリーンにちゃんと映ることを確認してから、また一階へ。追加できた本を棚に出して落ち着いた頃からすこしずつ講座の参加者さんが来店。  ほぼ開催の時間になったので、2階にあがるとほぼ満席。レジが忙しかったのもわかるね。会場を2階と告知していたので、実はレジで受付せずにそのまま階段を上がる人もたまにいます。ちゃんと1階で受け付けしてねと、これからは事前にお知らせしておかないといけませんね。きょうも席の数とレジの売上げがちょっと合わなかったから、まあいいかと思ってたら、終了後本を買ってくれた人が参加費もって、払ってくれたのでよかったです。  今回の講座は、僕の提案で、遊廓の入門をテーマにしてもらいました。遊廓ってみんな断片的なイメージはあるはずなんだけど、ちゃんと習ったことはないだろうし、気軽に読める入門書も見当たらないので、わからないまま、なんとなく遊廓ってレトロロマンと思いがちな感じがしていたので、まずは基礎からおしてもらおうと思ったのです。  そもそも性産業で、女性の性を金にかえて経済を回す社会にレトロロマンを感じるのは間違っていると思うのですよ。中村遊廓の歴史を学ぶことで、より深く考える機会になってもらえればいいなと思っています。  本屋の店長としては、今日の講座のあとの関連書の売上げが一日の売上げでは過去一番じゃないかというくらいレジも忙しかったので、ちょっとほっとしました。それもこれも講師のことぶきさんのおかげです。ありがとうございます。  11月28日の第2回目は、講座の前にはまだ席に余裕があったのですが、きょうの夜みるとあっという間に満席近くになってました。  講座の修了後から、ことぶきさんと第三回の開催にむけて打ち合わせしています。詳細がきまったらお知らせしますね。 本日もうひとつのイベントは18時30分からの「夢を持つ権利を奪われたこどもたち」東京新聞編集委員の池尾伸一さんの著書『仮放免の子どもたち「日本人ファースト」の標的』刊行記念の講演です。日本で生まれ育ち、日本語しか話せない子どもたちが、親の在留資格の問題で突然親の母国に一家ごと強制送還されてしまう。その実態と問題点についてお話ししていただきました。子どもの権利条約を批准している日本が「児童の最善の利益」を無視していることをどう考えるといいのでしょうか。この本に登場する子どもたちはその権利をないがしろにされているのではないか。外国人の子どもたちだから関係ない、ではなく、昨日まで同じ教室や部活で一緒だったともだちが行政の力で突然拘束され飛行機に乗せられてしまう。それはあまりにひどいでしょう。少なくとも「最善の利益」とは言えないと思います。図書館員時代、児童サービスの提供をしたり、多文化サービスに取り組んだりしましたが、まさにそのサービスの対象となる外国籍の子どもたちの置かれている状況や課題をもっと知っておくべきだったと思いました。  二つのイベントの間の時間に、なんと人気歌人の千種創一さんがご来店! 新刊の歌集『四月草紙』にサインをいただきました。すこしお話ししたのですが、千種さんのご親戚が、むかし遊廓の旭廊のちかくで商売をされていたことがあったそうです。そのお話しまた詳しく伺いたいですね。  それにしても二つの大きなイベントを半日でするのはさすがにつかれました。若い頃とは違うのでもうすこし考えないとねえ。でもチャンスは逃したくないし。