『あかりの燈るハロー』はクリエイター虹乃ノランによる2026年7月発行のZINE(参考価格 1,758円・税込)です。
あかりの燈るハロー
作品六年生になる茜は、五歳で母を亡くし吃音となった。思い出の早口言葉を歌い今日もひとり図書館へ向かう。特別な目で見られ、友達なんていないーー吃音を母への愛の証と捉える茜は治療にも前向きになれないでいた。ある日、知らない人物から、「友達になりましょう」というメールがパソコンに届く。差出人は朱里、ふたりはすぐに仲良くなった。話すことへの抵抗、思いを伝える怖さー... 続きをみる 閉じる
六年生になる茜は、五歳で母を亡くし吃音となった。思い出の早口言葉を歌い今日もひとり図書館へ向かう。特別な目で見られ、友達なんていないーー吃音を母への愛の証と捉える茜は治療にも前向きになれないでいた。ある日、知らない人物から、「友達になりましょう」というメールがパソコンに届く。差出人は朱里、ふたりはすぐに仲良くなった。話すことへの抵抗、思いを伝える怖さーー友だちとの付き合い方に悩みながらも、少しずつ自分を見つめなおし、朱里に対する信頼を深めていく。そんななか、茜は父の部屋で一冊の絵本を見つける……。
【桜山社からのことば】
★誰に読んでもらいたい、買ってもらいたい?
小学生高学年〜中学生に読んでもらいたいです。実際の購買層は大人が中心となるのかと思いますが、子どもをもつ学校司書、先生、親世代になるのではないかと思っています。”こんにちは”と言いたいのに言えなかったことがあるすべての人。かつて私もそうだったように。
★この作品の一番のおすすめは?
丸ごとおすすめ。「人生とはなんぞや?」と私はよく考えます。作中に出てくる観覧車。観覧車は前に向かって進んでいるのに、同じ場所をぐるぐると巡っているようにも見えます。下がっているように見えても、それは次に上がるための軌道でもあるのではないでしょうか。これは、茜の心の動きそのものだとも言えます。茜に自分を重ねてしばし時間を忘れて人生を考えることができました。人生は観覧車のようだと。
★この作品に惚れたところ
作品全体がとびっきりやさしいところ。茜のファンになったこと。安西先生の存在も。お母さんを亡くし吃音を抱えた小学六年生の女の子の成長物語がお父さんとともにとてもやさしく描かれていて、舞台は日常的ではあるが非日常的な展開に引き込まれました。「うまく言えないこと」を扱いながら、作品はとても美しく届く言葉になっているような感じがしました。一番は著者の思い。「大切にしている作品があります」と素直に言ってくれたことがとてもうれしかったです。作品とともに書き手であるノランさんの熱量に惚れたのでしょうね。
取り扱い店舗
まだ取扱店舗が登録されていません。