名古屋駅西徒歩5分。名古屋にまつわる本(小説、詩、短歌、歴史書、ガイドなど)ばかり集めたちっちゃな書店です。名古屋在住、出身、住んでいたことがある人の本やZINEをおいています。喫茶リバーと同じ敷地にあります。2階はギャラリーです。
――あなたが失ったものはなんですか?
死と喪失に真っ向から向き合ったアンソロジー(短歌・詩・小説)
虹乃ノランが惚れ込んだ作品へ直接オファー! 豪華執筆陣による12篇の喪失のかたちをぜひ堪能してください。
・円城塔賞最終候補作をなんと2作品も収録(「7が3を殺した」「女王の冠」)
・カクヨム甲子園読売新聞社賞受賞作を収録(「黄昏の盗人」)
・カクヨム甲子園長編部門最終候補作収録(「白兵戦」)
・第一回GOAT小説大賞受賞者参加(高遠みかみ)
・第二回人生逆噴射文学賞審査員賞受賞作収録(「骨を孕む」)
作品・著者一覧
『最先端倫理研究』高遠みかみ…5
『黄昏の盗人』沢田こあき…9
『女王の冠』オキタクミ…14
『死と私』入間しゅか…18
『うぐいすの夜』川辺いと…24
『ウエペケレ電車から逃げた女』柿ノ木コジロー…32
『7が3を殺した』ちくわノート…41
『骨を孕む』虹乃ノラン…55
『骨』谷口雅亨…61
『透明な椅子』たらこ飴…65
『白兵戦』見咲影弥…68
『歓待』我那覇剛柔丸…83
※編集後記あり
※暴力描写あり
【著者プロフィール】作品掲載順
◯高遠みかみ
大阪府出身。2024年、短編小説『手紙に味なんていらない』で【GOAT×monogatary.com文学賞】大賞を受賞。作中の愉快な手紙が高く評価される。
短歌、俳句、川柳などの短詩形文学から、漫才の脚本、戯曲、ゲームシナリオ、キャッチコピーまで、幅広く言葉に親しむ。
うまい棒川柳では「たこ焼きくん」「馬太郎」として二度佳作を受賞。小学生の頃、じぶんの目玉に骨があると信じていた。
◯沢田こあき
本とセキセイインコに囲まれて暮らしたい十八歳。読書歴のほとんどをファンタジー小説が占めています。夢は図書館みたいな家に住むこと。今まで出会った中で一番好きな本は、モンゴメリの『赤毛のアン』。推しの作家さんはダイアナ・ウィン・ジョーンズとエドワード・ケアリー。
◯オキタクミ
初めまして。オキタクミです。自分の書いたものが紙に印刷されて誰かのもとに届くのはほとんど初めての経験で、とても嬉しいです。小説投稿サイト、カクヨムにて、短めの小説やエッセイをときおり投稿しています。仕事が忙しくて低浮上気味になる時期も多々ありますが、マイペースに更新しています(そろそろ新しいお話をひとつふたつ投稿する……はずです!)。もし『女王の冠』を気に入っていただけたのであれば、たまに覗いていただけると嬉しいです。またどこかで。
◯入間しゅか
日々完璧な死体を目指している。冬の朝に見える白い月をこよなく愛し、青空を汚す想像をする。いつかは小説家になりたいと詩を書き続けてきた。凍える小声の梢に佇む小さないきもの。ときどき笑う。
◯川辺いと
自己紹介は不得意ですが、箇条書きでなら書けましたのでお読みいただけたら幸いです
音楽、映画、小説鑑賞を好む
自宅の観葉植物に挨拶したあと、日向ぼっこすることを好む
神社、お寺巡りを好む
夏の夜のコンビニの入り口が苦手
虫が苦手
プリンが大好き
よろしくお願いします
◯柿ノ木コジロー
都道府県ごとにひとり居るか居ないか、という希少な、自分にかなり甘い種類の人間です。よろしくお願いします。
kakinokikojiro.jimdofree.com
◯ちくわノート
ちくわとノートの合成獣。日の光に弱い。性格は臆病なので、敵意がないことをアピールし、油断したところにヘッドロックをかけると簡単に捕獲することができます。捕獲が容易な反面、捕まえても何の役には立たないので、観察日記をつけたらさっさと逃がしてしまうのがいいでしょう。
◯虹乃ノラン
主成分は猫。筆名の由来はクリストファー・ノーランとジョナサン・ノーランから。読者はきっとエマ・トーマス。書く理由をずっと探していたが『遺書』にたどり着いた。生まれた言葉たちが誰かの心に遺りますように。
単著に『そのハミングは7』KADOKAWA、電子書籍に『銀盤のフラミンゴ』ディスカヴァートゥエンティワン、『ベイビーちゃん』がある。
◯谷口雅亨
詩を書き始めたのは高校生の頃のポエムから。
同人誌「めっせーじ」1981、「JUNK No.2」2001などに作品が掲載される。
月刊ココア共和国に2023年から投稿を始める。
影響を受けた作家に、金子みすゞ、中原中也、宮沢賢治、松本隆などがいる。
「空は勇気でできている」
◯たらこ飴
洋楽と映画と猫をこよなく愛する人。イーハトーブに住んでいる。学生時代、歌人の笹井宏之氏の短歌に触れ感銘を受けたことをきっかけに短歌を詠み始める。東日本大震災を経験後、海の生命をテーマにした初の連作『月の刺青』を完成させる。その他にも人間の繊細な感情を捉えた作品や現代社会をユーモラスに風刺した作品など、多彩な短歌を詠む。「たましいの呼びかけに忠実に生きる」をモットーに、気泡のように浮かぶ言葉やその時々の感覚を何より大切にしている。
◯見咲影弥
いつのまにか大学生。
一日で一箱全部食べるほど蜜柑が好きです。一人暮らしでやりたい放題できるので、宅配で蜜柑ばっかり頼んでます。あとは、わさび味のスナックが好きです。創作の息抜きに食べてます。お寿司はサビ抜き派。何卒~。
◯我那覇剛柔丸
1990年、沖縄県生まれ。獅子座。O型。「物語を書くことは人生が一度しかないことへの復讐である」……みたいな言葉を以前どこかで目にして以降、座右の銘としている(調べたところ、北村薫氏の言葉をベースとしていたことが判明)。大学入学後に小説を書き始める。幼少期よりなにもしたくないという気持ちが強い。とても強い。
★柿ノ木コジローによる紹介
https://note.com/kakinoki_koji99/n/n52851ff51d4c
★モノカキコによる紹介https://note.com/monokakiko/n/n81f902bb2f66